“備後表”の読み方と例文
読み方割合
びんごおもて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
備後(びんご)の国に入れば、もう広島県であります。備後といえばすぐ「備後表(びんごおもて)」や「備後絣(びんごがすり)」の名が浮びます。表(おもて)とは畳表のことで、良質を以て名が聞えます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
こう訊ねながら、清吉は娘を縁へかけさせて、備後表(びんごおもて)の台に乗った巧緻な素足を仔細に眺めた。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
十畳と八畳の結構な二間に、備後表(びんごおもて)が青々して、一間半の畳床には蝦夷菊(えぞぎく)を盛上げた青磁の壺が据えてある。その向うに文晁(ぶんちょう)の滝の大幅。黒ずんだ狩野派の銀屏風(ぎんびょうぶ)の前には二枚襲(がさ)ねの座布団。脇息。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)