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備後表
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びんごおもて
ふりがな文庫
“
備後表
(
びんごおもて
)” の例文
備後
(
びんご
)
の国に入れば、もう広島県であります。備後といえばすぐ「
備後表
(
びんごおもて
)
」や「
備後絣
(
びんごがすり
)
」の名が浮びます。
表
(
おもて
)
とは畳表のことで、良質を以て名が聞えます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
こう訊ねながら、清吉は娘を縁へかけさせて、
備後表
(
びんごおもて
)
の台に乗った巧緻な素足を仔細に眺めた。
刺青
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
十畳と八畳の結構な二間に、
備後表
(
びんごおもて
)
が青々して、一間半の畳床には
蝦夷菊
(
えぞぎく
)
を盛上げた青磁の壺が据えてある。その向うに
文晁
(
ぶんちょう
)
の滝の大幅。黒ずんだ狩野派の
銀屏風
(
ぎんびょうぶ
)
の前には二枚
襲
(
がさ
)
ねの座布団。脇息。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
備後表
(
びんごおもて
)
だ」
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
備後表
(
びんごおもて
)
だ」
銭形平次捕物控:078 十手の道
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
“備後”で始まる語句
備後
備後守
備後国
備後屋
備後絣
備後介
備後灘
備後畳
備後三原
備後貞包