“よべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昨夜78.1%
夕3.1%
夜3.1%
宵3.1%
呼3.1%
昨夕3.1%
昨宵3.1%
昨晩3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日は朝より赤塚氏の訪(と)ひ来給ひてさまざまの興ある話を聞かせ給ひ候(さふらふ)、昨夜(よべ)の散歩に天草辺(あた)りより来(きた)れる哀れなる女達の住める街を通り給ひて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
御堂(みだう)にははや夕(よべ)の歌きこえ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
御堂(みだう)にははや夕(よべ)の歌きこえ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
程なく夜明けぬるに一六五生(いき)出でて、急ぎ彦六が方の壁を敲(たた)きて夜(よべ)の事をかたる。彦六もはじめて陰陽師が詞を一六六奇(き)なりとして、おのれも其の夜は寝(い)ねずして三更の比(ころ)を待ちくれける。
一二一我が身ひとつは故(もと)の身にしてとあゆみ廻(めぐ)るに、むかし閨房(ふしど)にてありし所の簀子(すのこ)をはらひ、土を積みて壠(つか)とし、雨露をふせぐまうけもあり。夜(よべ)の霊(れい)はここもとよりやと恐ろしくも且(かつ)なつかし。
「宵(よべ)見し夢の——夢の中なる響の名残か」と女の顔には忽(たちま)ち紅(こう)落ちて、冠の星はきらきらと震う。男も何事か心躁(さわ)ぐ様にて、ゆうべ見しという夢を、女に物語らする。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
醒めたるあとにもなお耳を襲う声はありて、今聞ける君が笑も、宵(よべ)の名残かと骨を撼(ゆる)がす
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
縫殿頭殿一通披見(ひけん)致され彌兵衞兩人を是へ呼(よべ)と申さるゝに彌兵衞は畏(かしこ)まりコリヤ兩人共近ふ出よとの指揮(さしづ)に隨ひ藤八お節ハツと進みて平伏す時に縫殿頭殿コレ彌兵衞其所(そこ)にて樣子を聞(きけ)と願書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
笠雲の昨夕(よべ)見し不二のいちじるく寒けかりしか今朝のましろさ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
しかすがに昨宵(よべ)の現(うつつ)に
宿酔 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
目が覚めると、障子が既に白んで、枕辺(まくらもと)の洋燈は昨晩(よべ)の儘に点いてはゐるけれど、光が鈍く䗹々(じじ)と幽かな音を立ててゐる。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)