“ゆんべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユンベ
語句割合
昨夜85.2%
昨宵3.7%
作夜3.7%
昨夕3.7%
昨晩3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうしてえおとつゝあ、昨夜ゆんべはそんでもさむかなかつたつけゝえ」かれ荷物にもつ卯平うへいすそはうおろしてむねむすんだおびきながらいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
昨宵ゆんべあんまり寒いからと云って、山へ鹿を打ちにきまして、よう/\塩梅あんばいに一疋の小鹿を打って、ふんじばって鉄砲でかついで来ましたが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あゝ若い時分は無分別な事だった……のう婆さん……昨宵ゆんべばゞあと話をして居りましたが、まことに有難うございます、なくなりました日が知れますれば、線香の一本も上げ、念仏の一つも唱えられます
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お父さんの作夜ゆんべの「ゴンゾ踊り」、面白かったわ。また、見せてね」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「こりゃ菊枝。父つあんが昨晩ゆんべ買って来たのだぞ。ほら、水色の蝙蝠こうもり。ほれから、この単衣ひとえも……両方で十三円だぢぞ。」
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)