“こぞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コゾ
語句割合
49.0%
去年34.2%
去歳9.2%
4.1%
去秋0.5%
古年0.5%
小僧0.5%
0.5%
昨夜0.5%
昨年0.5%
(他:1)0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうかと思うと瀬戸内海のある島では当日、建物疎開の勤労奉仕に村の男子が全部動員されていたので、一村こぞって寡婦となり
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
そして餞別の金高はその碼頭の匪徒の格式を計るバロメーターとなるのであるから各匪はこぞって出来るだけ沢山進物をする。
窓の上の屋根に打ちかぶさるばかりに茂り広ごりたるが、去年こぞの春見しが如き、血の色せる深紅の花は一枝も咲き居らず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
去年こぞ九重こゝのへの雲に見し秋の月を、八重やへ汐路しほぢ打眺うちながめつ、覺束なくも明かし暮らせし壽永二年。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
かぜすこしそふ寺内じないはなをば去歳こぞ一昨年おとゝしそのまへのとし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
養父やうふ清左衞門せいざゑもん去歳こぞより何處どこ开處そこからだに申分まうしぶんありてきつとのよしきしが
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たとひポリンニアとその姉妹達とがかれらのいと甘き乳をもていとよく養ひし諸〻の舌今こぞりて鳴りて 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そられたる斷食だんじきの日、尼寺あまでら童貞どうていこぞりて運河に船の行くを眺めたり。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
しかも去秋こぞの小豆は一粒としていたんでいず、去秋の美事みごとな近年にない豊作のあらわれが、この小豆にさえ見られた。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
思いずれば古年こぞの霜月の末、姉のひつぎを送りてここへ来りし日は、枯野に吠ゆる冬の風すさまじく、大粒の霰はらはらと袖にたばしりて、満目荒凉、くらく寒く物すごき日なりき。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
途方もない、乱暴な小僧こぞの癖に、失礼な、末恐しい、見下げ果てた、何の生意気なことをいったって私がとこに今でもある、アノとうで編んだ茶台はどうだい、嬰児ねんねえってあるいて玩弄おもちゃにして、チュッチュッんで吸った歯形がついて残ッてら。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はだの白さも雪なれば、瞳も露の涼しい中にも、こぞって座中の明星とたたえられた村井紫玉しぎょくが、
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昨夜こぞこそは やすく肌觸れ。 (歌謠番號七九)
昨年こぞ今年ことしなてや、首里しゆりをさめならぬ、那覇なはをさめならぬ、御百姓おひやくしやうのまじりかつじにおよ
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
こぞつて白日ひる戦闘たゝかひ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)