“古年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぞ50.0%
ふるとせ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思いずれば古年こぞの霜月の末、姉のひつぎを送りてここへ来りし日は、枯野に吠ゆる冬の風すさまじく、大粒の霰はらはらと袖にたばしりて、満目荒凉、くらく寒く物すごき日なりき。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
古年ふるとせや王者に似たるおもひいでて浮び來淡く秋の夕雨
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)