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年古
ふりがな文庫
“年古”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
としふ
75.0%
としふり
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
としふ
(逆引き)
是
(
これ
)
は博士たちが来た時すでに飾付けてあったもので、何十年となく
年古
(
としふ
)
りているし、一体なんの鳥なのか全く分らない。鷲でもなく鷹でもなく、云ってみれば前世紀の猛鳥という感じである。
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
年古
(
としふ
)
りた杉の柱廊が続いた。冷たい山気が
沁
(
し
)
みて来た。魔女の
跨
(
またが
)
った
箒
(
ほうき
)
のように、自動車は私を高い空へ運んだ。いったいどこまでゆこうとするのだろう。峠の
隧道
(
すいどう
)
を出るともう半島の南である。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
年古(としふ)の例文をもっと
(3作品)
見る
としふり
(逆引き)
抑
(
そ
)
も
此男
(
このをとこ
)
は
父
(
ちゝ
)
の
死
(
しん
)
だ
後
(
あと
)
、
市街外
(
まちはづ
)
れに
在
(
あ
)
る
小
(
ちひ
)
さな
莊園
(
しやうゑん
)
を
承嗣
(
うけつい
)
だので、
此
(
この
)
莊園
(
しやうゑん
)
こそ
怠惰屋
(
なまけや
)
の
店
(
みせ
)
とも
謂
(
いひ
)
つべく、
其
(
その
)
白
(
しろ
)
い
壁
(
かべ
)
は
年古
(
としふり
)
て
崩
(
くづ
)
れ
落
(
お
)
ち、
蔦
(
つた
)
葛
(
かづら
)
思
(
おも
)
ふがまゝに
這纏
(
はひまと
)
ふた
門
(
もん
)
は
年中
(
ねんぢゆう
)
開
(
あけ
)
つ
放
(
ぱな
)
しで
閉
(
とぢ
)
たことなく
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
年古(としふり)の例文をもっと
(1作品)
見る
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“年”で始まる語句
年
年齢
年増
年紀
年老
年月
年寄
年嵩
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