“此男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このをとこ54.5%
このおとこ27.3%
これ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うも」とくびげたが、「大抵大丈夫だらうと思つてゐたんだがな。そくなつた。もつと此男このをとこが大分運動をしてゐると云ふはなしいた事もあるが」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其後一年ほど過ぎて此男このおとこ部屋へや何か騒がしく、ゆるして下されと叫ぶ。人々出て見しに早くも影無し。此度このたびも半月ほど過ぎて越後えちごより帰りしが、山の上にてかの国の城下の火災を見たりと云ふ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「御推薦したいのはこの男ですよ。まア此男これが一等値打がありましょうな」と役人の方へいった。