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このおとこ
ふりがな文庫
“このおとこ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
此男
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此男
(逆引き)
其後一年ほど過ぎて
此男
(
このおとこ
)
の
部屋
(
へや
)
何か騒がしく、
宥
(
ゆる
)
して下されと叫ぶ。人々出て見しに早くも影無し。
此度
(
このたび
)
も半月ほど過ぎて
越後
(
えちご
)
より帰りしが、山の上にてかの国の城下の火災を見たりと云ふ。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
洋行帰りのハイカラで、牛乳配達のように綺麗に
頭髪
(
あたま
)
を分けている。頭も気に入ったが
此男
(
このおとこ
)
の帽子も気に入った。山高の低い奴で、此頃流行の形だ。手品師も丁度
此
(
こ
)
んな帽子を使ったと覚えている。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
小町
(
こまち
)
が
色
(
いろ
)
を
衒
(
て
)
らふ
島田髷
(
しまだまげ
)
の
寫眞鏡
(
しやしんきやう
)
、
式部
(
しきぶ
)
が
才
(
さい
)
にほこる
英文和譯
(
ゑいぶんわやく
)
、つんで
机上
(
きじよう
)
にうづたかけれども
此男
(
このおとこ
)
なんの
望
(
のぞ
)
み
有
(
あ
)
りてか
有
(
あ
)
らずか、
仲人
(
なかうど
)
が
百
(
もヽ
)
さへづり
聞
(
きヽ
)
ながしにして
夫
(
そ
)
れなりけりとは
不審
(
いぶか
)
しからずや
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
このおとこ(此男)の例文をもっと
(3作品)
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