“凹間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぼま33.3%
くぼみ33.3%
アルコープ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高梁コウリャン畑を、ひとしきり踏み過ぎると、だらだら凸凹でこぼこの激しい一寸ちょっと拡い野っ原であって、右手に線路が淋しく光って見え、凹間くぼまらしいくろずんだ向う側に、また高梁畑が起伏していた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
金がしまってあるに相違ない櫃の在りどころや、その他寝台が凹間くぼみの中にあること、硝子戸のついた抽斗沢山の大きな衣裳戸棚にも、相当金目のものが入っているらしいということまで
空家 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
支配人室と云うのは、社員の全部が事務をとっている長方形の大きなへやの一部が凹間アルコープになっていて、その室に通ずる方にしか入口はないのであった。
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)