“泣面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なきつら53.8%
べそ26.9%
なきづら15.4%
なきっつら3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小「あれさ、お上役に逢っては一言もないからさ泣面なきつらしてさ、泣面は見よい物じゃアないねえ、あの火吹達磨や、泣達磨や、へご助や」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
春日に金を渡すとき庸三は泣面べそをかいていたが、しかしまた一面には今まで立ち迷っていた雲の割れ目から青い空が見えて来たような感じでもあった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「そんなことはどうでもいいッ。今に見ろ、わがフーラー博士は、きっときっと復讐をするぞ。その時になって泣面なきづらをするなッ。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
横面よこっつらを引っ掻かれたり、眼鏡を飛ばされたりして泣面なきっつらになって謝罪あやまる奴も居た。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)