“御鏡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかがみ57.1%
おかがみ14.3%
おかゞみ14.3%
みかゞみ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしみぎ懐剣かいけん現在げんざいとても大切たいせつ所持しょじしてります。そして修行しゅぎょうときにはいつもこれ御鏡みかがみまえそなえることにしてるのでございます。
そうして生のままですぐに折敷おしきの上に取るのだから、巧みを加えずとも自然に御鏡おかがみの形に成るのだが、今日の生活においては、それだけのものを出来上った食物と言えるかどうかが
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「歌舞伎芝居や黄表紙きべうしにあるだらう。紛失物は大概たいがいきまつて居るよ。小倉の色紙に、讓葉ゆづりは御鏡おかゞみさ。それからそれ、御家の系圖だ。皆んな一度は惡人の手に入つて、大騷ぎするにきまつて居る」
それに世間せけんでは三種さんしゆ神器じんぎなかにある御鏡みかゞみを、八稜鏡はちりようきようのような恰好かつこうのものとおもひとがあるのは間違まちがひで、もちろん、たれもこれをはいしたひとはないのでありますが、ふる時代じだいかゞみでありますれば
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)