“おうしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凹所66.7%
奥処16.7%
鴎所16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その室は、中央の壁の凹所おうしょ、仏壇の後ろに禅宗の開祖菩提達磨ぼだいだるまの像か、または祖師迦葉かしょう阿難陀あなんだをしたがえた釈迦牟尼しゃかむにの像があるのを除いてはなんの飾りもない。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
「ははあ、ここはもう、上清観中じょうせいかんちゅう奥処おうしょだな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岩瀬肥後も今は向島むこうじま蟄居ちっきょして、客にも会わず、号を鴎所おうしょと改めてわずかに好きな書画なぞに日々のさを慰めていると聞く。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)