“相憐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいあわれ50.0%
あいあわ30.0%
あひあはれ10.0%
あわれみ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなに言うない。おはまさんなんかかわいそうな所があるんだアな、同病相憐あいあわれむというんじゃねいか、ハヽヽヽヽヽ」
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
同時に泣きわめきたくなったのであるが、その時伊豆の顔付からふと間の悪いような白らけた表情を読んだので、同病相憐あいあわれむというような淋しさを受けた。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
相憐あひあはれんで曰く泣面なきづらはちとは其れ之をふ乎と、午後五時井戸沢山脈中の一峯にのぼ露宿ろしゆくる、高四千五百尺、かへりみれば前方の山脈其中腹ちうふく凹所わうしよに白雪を堆くし、皚々眼を射る
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
いて形容詞のなかへ入れられないような人間同志が無上むじょうの信頼と哀楽あいらく相憐あわれみとを共にして生きてる。——