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相憐
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あいあわれ
ふりがな文庫
“
相憐
(
あいあわれ
)” の例文
「そんなに言うない。おはまさんなんかかわいそうな所があるんだアな、同病
相憐
(
あいあわれ
)
むというんじゃねいか、ハヽヽヽヽヽ」
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
しかし同病
相憐
(
あいあわれ
)
むという、僕自身もはなはだ気弱いことを感知し、これにつき
年来
(
ねんらい
)
少しく工夫を
凝
(
こ
)
らしている。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
道也は相手の来意がわからぬから、先方の切り出すのを待つのが当然と考える。高柳君は昔しの関係を残りなく打ち
開
(
あ
)
けて、一刻も早く同類
相憐
(
あいあわれ
)
むの間柄になりたい。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その一人が
伯父
(
おじ
)
の寿平次だった。長い
痔疾
(
じしつ
)
の全治した喜びのあまりに、同病
相憐
(
あいあわれ
)
んで来た伯父たちは夢中になって河岸をかけ回り、互いに祝意を表し合っているというところだった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
栄誉
(
えいよ
)
利害
(
りがい
)
を異にすれば、また
従
(
したがっ
)
て同情
相憐
(
あいあわれ
)
むの
念
(
ねん
)
も
互
(
たがい
)
に
厚薄
(
こうはく
)
なきを得ず。
譬
(
たと
)
えば、上等の士族が偶然会話の
語次
(
ごじ
)
にも、以下の者共には言われぬことなれどもこの
事
(
こと
)
は
云々
(
しかじか
)
、ということあり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
憐
漢検準1級
部首:⼼
16画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模