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厚薄
ふりがな文庫
“厚薄”の読み方と例文
読み方
割合
こうはく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうはく
(逆引き)
渋江保さんは当時成斎に就いて筆札を学んでゐて、成斎が柏軒の子鉄三郎を待つに、其父の仕宦前後
厚薄
(
こうはく
)
を異にしたことを記憶してゐる。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ただし幸いなることには、小鳥に対する先生の好意には、著しい
厚薄
(
こうはく
)
がある。その愛憎には若干の
偏頗
(
へんぱ
)
がある。カワセミという奴ばかりは、実際困るのだといっている。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
栄誉
(
えいよ
)
利害
(
りがい
)
を異にすれば、また
従
(
したがっ
)
て同情
相憐
(
あいあわれ
)
むの
念
(
ねん
)
も
互
(
たがい
)
に
厚薄
(
こうはく
)
なきを得ず。
譬
(
たと
)
えば、上等の士族が偶然会話の
語次
(
ごじ
)
にも、以下の者共には言われぬことなれどもこの
事
(
こと
)
は
云々
(
しかじか
)
、ということあり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
厚薄(こうはく)の例文をもっと
(4作品)
見る
“厚薄”の意味
《名詞》
(幅が) 厚(あつ)いことと薄(うす)いこと。
(待遇が) 手厚(てあつ)いことと冷(つめ)たいこと。
(出典:Wiktionary)
厚
常用漢字
小5
部首:⼚
9画
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
“厚”で始まる語句
厚
厚顔
厚意
厚司
厚誼
厚情
厚木
厚狭
厚衾
厚板
“厚薄”のふりがなが多い著者
柳田国男
福沢諭吉
森鴎外