“げんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
儼然56.3%
厳然26.3%
泫然7.5%
現前6.3%
嚴然2.5%
顯然1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つまり、俺たちが当たったのかもしれない見込みがあるんだ。見込みだけなんだよ。けど、その見込みは儼然げんぜんとしてあるんだ。」
富籤 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
心音の動悸どうきまぬのに、またしても一羽、右手の駱駝らくだ岩の第一の起隆の上に、厳然げんぜんとしてとまっている。相対した上の鷹、おそらくはつがいであろう。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
慨世のなげき、憂国の涙、二人あいして、泫然げんぜんとして泣きしが、すなわち酒をみてともちかい、死を以て自ら誓い、済南せいなんはしりてこれを守りぬ。景隆ははしりて済南にりぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そんな時には自分の信仰の内容を現前げんぜんせしめようとしてもそれが出来ない。その代りに悲しい記憶が呼び出されて来る。そして自分の遁世したのを後悔するやうになつて来る。
莫迦ばかなことを!』とあいちやんは大聲おほごゑ嚴然げんぜんひました。女王樣ぢよわうさまだまつてしまはれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
見天に耳なしと雖も是をきゝ正邪せいじや判然はんぜんたるは天道の照し給ふ處なり其罪成ぬ九助が無實は今日顯然げんぜんたる上からは出牢しゆつらう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も呼出されからかさの一條其外種々取調べと相成り長庵の惡事顯然げんぜんなりと雖も當人は曾て知らざる旨申はり何分なにぶん白状はくじやうに及ばざれば是非無く拷問がうもんにかけ石を七枚迄だかせると雖も一言も云はざる故しばらく拷問を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)