顯然げんぜん)” の例文
新字:顕然
見天に耳なしと雖も是をきゝ正邪せいじや判然はんぜんたるは天道の照し給ふ處なり其罪成ぬ九助が無實は今日顯然げんぜんたる上からは出牢しゆつらう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も呼出されからかさの一條其外種々取調べと相成り長庵の惡事顯然げんぜんなりと雖も當人は曾て知らざる旨申はり何分なにぶん白状はくじやうに及ばざれば是非無く拷問がうもんにかけ石を七枚迄だかせると雖も一言も云はざる故しばらく拷問を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)