“きっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屹度85.2%
必然3.8%
急度3.4%
必定2.5%
吃度2.5%
屹然0.8%
一定0.4%
決定0.4%
厳然0.4%
断乎0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
から、若(もし)其頃誰かが面と向って私に然うと注意したら、私は屹度(きっと)、失敬な、惚なんぞするものか、と真紅(まッか)になって怒(おこ)ったに違いない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「ああ、妾が必然(きっと)連れて来て見せるから、温順(おとなし)くして待ってお在(いで)。え、それでも忌(いや)かえ。ねえ、お葉さん、確乎(しっかり)返事をお為(し)よ。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
精米所の主人は、月に一度くらいは急度(きっと)蠣殻町(かきがらちょう)の方へ出て来るのであったが、その時は上さんと子供をつれて来ていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「ええ、ええ。そりゃあ必定(きっと)、お喜びになりますわ。先生の事も二、三度お話の中に出て来たように思いますわ。臼杵君はトテモ面白い学生だったって、そう仰言ってね」
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
たとえそれは泥がついていなくとも、リノリュームの脂(あぶら)かなんかがきっと表面に付着するだろう。それを反射光線を使い顕微鏡で拡大すれば吃度(きっと)足跡が出るに違いない。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ジャンは屹然(きっと)肚(はら)をきめた。けれどしくしく泣いていた。
父 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
カピ妻 敵(かたき)は一定(きっと)取(と)ってやります。懸念(けねん)には及(およ)ばぬ。すれば、最早(もう)泣(な)きゃんな。
なア、今(いま)のは一定(きっと)ナイチンゲールであらうぞ。
何卒(どうぞ)御構いなく御話し下さいませ。決定(きっと)女王様の御心の迷いを晴らして、悪魔を退治て差し上げましょう
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作、杉山萠円(著)
貴女はこれから真直に北の方へ、どこまでも歩いてお出でなさい。そうすれば決定(きっと)そこで貴女の御両親にお会いなさるでしょう。左様なら。御機嫌よう。可愛い、可愛い濃紅姫
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作、杉山萠円(著)
金椎(キンツイ)でもなければ、この室を驚かす者はないはずのところを、それも外から窓を押破って入ろうとする気配は、穏かでないから、駒井も、厳然(きっと)、その方を眺めると、意外にも窓を押す手は白い手で
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と断乎(きっと)して繰りかえした。
少年・春 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)