“きっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屹度82.3%
必然4.4%
急度4.4%
吃度3.3%
必定3.3%
一定0.6%
厳然0.6%
断乎0.6%
決定0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ナーニ、手にかけて殺したんじゃあねえ。変な具合で自殺したんだ。尤も自分で死ななかったら、屹度きっと俺は殺したろうよ」
隠亡堀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「えらい老母としよりだ、見上げたもの。中堂の僧も皆、同情していた。わしも屹度きっと、助太刀しようと、力づけて別れた」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さあ、この子は考えることが上手だから必然きっと先生にでもなるかもしれない。——ね。お前そう思わないかい。」と母は言った。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
わたしう十日のうちに死ぬかも知れない。死んだら必然きっとかたきを取っておれよ。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一箇条宛致合点急度きっと相守可申候、若此旨相背候はば、如何様いかよう曲事くせごとにも可仰付云々。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
娘子供など髪飾り衣類などに花美異風のこしらえこれ無きよう相心得、若きものにはその親支配人どもより急度きっと申渡せ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
扉を破って入ったときに、室内に圧力の高い瓦斯と空気が充満していたものだったら、私は吃度きっと強く吹きとばされた筈です。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それを反射光線を使い顕微鏡で拡大すれば吃度きっと足跡が出るに違いない。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
如何どうして又、こんな処で会ったろう。彼女あれ必定きっと僕と気がいたに違いない。お正さん僕は明日朝出発たちますよ。」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『私真実ほんとに気味が悪いわ。母上おっかさん必定きっと何にか妙なことを思って居るのですよ。』
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
なア、いまのは一定きっとナイチンゲールであらうぞ。
カピ妻 かたき一定きっとってやります。
金椎キンツイでもなければ、この室を驚かす者はないはずのところを、それも外から窓を押破って入ろうとする気配は、穏かでないから、駒井も、厳然きっと、その方を眺めると、意外にも窓を押す手は白い手で、そして無理に押しあけて、外からかおを現わしたのは、妙齢の美人でありました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
断乎きっとして繰りかえした。
少年・春 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
そうすれば決定きっとそこで貴女の御両親にお会いなさるでしょう。左様なら。御機嫌よう。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
決定きっと女王様の御心の迷いを晴らして
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)