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必定
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きっと
ふりがな文庫
“
必定
(
きっと
)” の例文
「
如何
(
どう
)
して又、こんな処で会ったろう。
彼女
(
あれ
)
も
必定
(
きっと
)
僕と気が
着
(
つ
)
いたに違いない。お正さん僕は明日朝
出発
(
たち
)
ますよ。」
恋を恋する人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ええ、ええ。そりゃあ
必定
(
きっと
)
、お喜びになりますわ。先生の事も二、三度お話の中に出て来たように思いますわ。臼杵君はトテモ面白い学生だったって、そう仰言ってね」
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
だってね
母上
(
おっかさん
)
のことだから又大きな声をして
必定
(
きっと
)
お
怒鳴
(
どなり
)
になるから、
近処
(
きんじょ
)
へ聞えても外聞が悪いし、それにね、
貴所
(
あなた
)
が思い切たことを
被仰
(
おっしゃ
)
ると直ぐ私が恨まれますから。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
あとで
必定
(
きっと
)
後悔するもんだから……てな事を
皆
(
みんな
)
して色々云うもんですからね……ハハハ……
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
必定
(
きっと
)
七屋
(
ななつや
)
からでも持て来たお金でしょう。そんな
思
(
おもい
)
のとッ着いた金なんか借りたくないよ。何だね
人面白
(
ひとおもしろ
)
くも無い。可いよ今蔵が帰って来るの待っているから。今蔵に言うから
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
それを見て私は
最早
(
もう
)
必定
(
きっと
)
そうだと
決定
(
きめ
)
て御隠居様に先ず申上げてみようかと思いましたが、一つ
係蹄
(
わな
)
をかけて
此方
(
こっち
)
で
験
(
た
)
めした上と考がえましたから今日
行
(
や
)
って
試
(
み
)
たので御座いますよ
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
『私
真実
(
ほんと
)
に気味が悪いわ。
母上
(
おっかさん
)
は
必定
(
きっと
)
何にか妙なことを思って居るのですよ。』
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
嘘
(
うそ
)
を
吐
(
つ
)
きなさんな、嘘を。今蔵の奴
必定
(
きっと
)
三円位で追返せとか何とか言ったのだろう。だから自分は私を
避
(
よ
)
けて出て行ったのだろう。可いよ、待ってるから。晩までだって待っていてやるから
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「貴様は
必定
(
きっと
)
守って下さる方です。」と声をふるわし
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“必定”の意味
《名詞》
必 定(ひつじょう)
必ずそうなると決まっていること。
必ず成仏すると定まること。
《形容動詞》
必 定(ひつじょう)
きっと。必ず。
(出典:Wiktionary)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“必定”で始まる語句
必定也
必定々々