“蠣殻町”のいろいろな読み方と例文
旧字:蠣殼町
読み方割合
かきがらちょう92.6%
かきがらちやう3.7%
こめやまち3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本橋、蠣殻町かきがらちょう二丁目にある銀座が分判銀ぶばんぎん朱判銀しゅばんぎんを鋳造するのにたいして、金座のほうは大判、小判、分判金ぶばんきんを専門に鋳造する。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
渡りの土工、家出して来たり、蠣殻町かきがらちやうあたりで持金をすつて了つた田舎もの、てきや、流しの遊芸人、あるひは明かに泥棒らしいのとも一しよになつた。
大凶の籤 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
「千鳥さんはそんなことを言ッたッて、蠣殻町こめやまちのあの人がどうでもしておくれだから、何も心配しなくッてもいいじゃアないかね」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)