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『陳宝祠』
ふりがな文庫
『
陳宝祠
(
ちんほうし
)
』
杜陽と僕の二人は山道にかかっていた。足がかりのない山腹の巌から巌へ木をわたしてしつらえた桟道には、ところどころ深い壑底の覗かれる穴が開いていて魂をひやひやさした。その壑底には巨木が森々と茂っていて、それが吹きあげる風に枝葉をゆうらりゆらりと …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
ジャンル
文学 > 中国文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
燭
(
ともし
)
汝
(
きさま
)
反
(
そら
)
心地
(
きもち
)
堂
(
へや
)
繍
(
ぬいとり
)
重修
(
しゅうぜん
)
容
(
さま
)
舅
(
おじ
)
女
(
むすめ
)
扉
(
と
)
祠
(
やしろ
)
僕
(
げなん
)
牀
(
こしかけ
)
幽
(
かすか
)
桟道
(
かけはし
)
楹
(
たるき
)
径
(
こみち
)
没
(
な
)
巌
(
いわ
)
宿駅
(
しゅくば
)
何人
(
だれ
)
随
(
つ
)
過
(
あやま
)
乃公
(
おれ
)
顫
(
ふる
)
狂人
(
きちがい
)
瓔瑜
(
しとね
)
生命
(
いのち
)
甥
(
おい
)
白粉
(
おしろい
)
雉
(
きじ
)
瞠
(
みは
)
階廊
(
かいろう
)
銅躋
(
とっこ
)
秦晋
(
しんしん
)
篚
(
はこ
)
簫
(
しょう
)
蹲
(
うずくま
)
翅
(
はね
)
諸肌
(
もろはだ
)
老鶯
(
ろうおう
)
脚下
(
あしもと
)
詞
(
ことば
)
許
(
もと
)
鳳県
(
ほうけん
)
興安
(
こうあん
)
褒斜
(
ほうしゃ
)
蒲東
(
ほとう
)
衣服
(
きもの
)
墜
(
お
)
布店
(
ぬのみせ
)
尖
(
とが
)
封哥
(
ほうたい
)
家
(
うち
)
室
(
へや
)
姑射
(
こや
)
夙縁
(
しゅくえん
)
壑底
(
たにそこ
)
幾歳
(
いくつ
)
四辺
(
あたり
)
咆哮
(
ほうこう
)
呼吸
(
いき
)
前方
(
むこう
)
俯向
(
うつむ
)
伴
(
つ
)
他
(
ほか
)
爪前
(
つまさき
)
微暗
(
うすぐら
)
微赤
(
うすあか
)
応堂
(
きゃくま
)
快惚
(
かいこつ
)
恭
(
うやうや
)
悵望
(
ちょうぼう
)
木綿
(
もめん
)
杜陽
(
とよう
)
此方
(
こちら
)
注
(
つ
)
渓河
(
たにがわ
)
準備
(
したく
)
澡豆
(
おゆ
)
熾烈
(
しれつ
)
燻
(
くす
)