トップ
>
簫
ふりがな文庫
“簫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しょう
56.7%
ふえ
23.3%
せう
10.0%
しよう
6.7%
しやう
3.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょう
(逆引き)
軟らかな風がどこからともなしに吹いてきて、笑声が聞え、その笑声に交って笛や
簫
(
しょう
)
の
音
(
ね
)
が聞えてきた。毅は不審に思って外の方を見た。
柳毅伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
簫(しょう)の例文をもっと
(17作品)
見る
ふえ
(逆引き)
されば之に代って昭和時代の東京市中に哀愁脉々たる夜曲を奏するもの、唯南京蕎麦売の
簫
(
ふえ
)
があるばかりとなった。
巷の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
簫(ふえ)の例文をもっと
(7作品)
見る
せう
(逆引き)
蔀
(
しとみ
)
を
上
(
あ
)
げると、
格子戸
(
かうしど
)
を
上
(
うへ
)
へ
切
(
き
)
つた……
其
(
それ
)
も
鳴
(
な
)
るか、
簫
(
せう
)
の
笛
(
ふえ
)
の
如
(
ごと
)
き
形
(
かたち
)
した
窓
(
まど
)
のやうな
隙間
(
すきま
)
があつて、
衝
(
つ
)
と
電光
(
いなびかり
)
に
照
(
てら
)
される。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
簫(せう)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
しよう
(逆引き)
「笛と蚯蚓と
簫
(
しよう
)
ひちりきだよ」小娘はサチ子を見ると改めて顔をしかめて呟いたが、空の袂をふりながらほかの卓子へ移動した。
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
簫(しよう)の例文をもっと
(2作品)
見る
しやう
(逆引き)
「根岸の梅屋敷——龜戸梅屋敷と違つて、此處は御隱殿裏で、宮家住居の近くだから、
藪鶯
(
やぶうぐいす
)
だつて
三下
(
さんさが
)
りぢや啼かねえ。
簫
(
しやう
)
篳篥
(
しちりき
)
に合せてホウホケキヨ——」
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
簫(しやう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“簫”の解説
簫(「しょう」、または簫の笛、「しょうのふえ」)は、東アジアの気鳴楽器である。竹管を使った縦吹き・ノンリードのフルートであり、単管のものとパンパイプ型の二種があり、八音ではいずれも「竹」に属する。
(出典:Wikipedia)
簫
漢検1級
部首:⽵
19画
“簫”を含む語句
洞簫
玉簫
簫索
“簫”のふりがなが多い著者
邦枝完二
小栗虫太郎
島崎藤村
泉鏡花
中里介山
泉鏡太郎
北原白秋
永井荷風
田中貢太郎
夏目漱石