せう)” の例文
しとみげると、格子戸かうしどうへつた……それるか、せうふえごとかたちしたまどのやうな隙間すきまがあつて、電光いなびかりてらされる。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宮をあげてのせう篳篥ひちりき浦安うらやすまひ。國をあげての日章旗、神輿みこし、群衆。祝祭は氾濫し、ああ熱情は爆發した。轟けと、轟けとばかりに叫ぶ大日本帝國萬歳。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
林のせうをきけば
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
せうまどからのぞいたきやくは、なにえなかつた、とひながら、眞蒼まつさをつてた。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)