“蒲東”の読み方と例文
読み方割合
ほとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は蒲東ほとうから興安こうあんへ出て布店ぬのみせをやっているおじもとにいて、秦晋しんしんの間を行商している者で、その時は興安へ帰るところであった。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
さらには、薛永せつえい時遷じせんなどを、ひそかに東京とうけいへ派して、蒲東ほとうにある関勝の家族たちをも、ひそかに、梁山泊へひきとる手配なども、忘れられてはいなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、さきにここへ仲間入りしていた蒲東ほとう関勝かんしょうは、自信をもってそれに当る先鋒軍せんぽうぐんの役を買って出た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)