“階廊”の読み方と例文
読み方割合
かいろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞かでただあらましものを今日の日も、初瀬の寺の入相いりあいの鐘は、今し九十九間の階廊かいろうを下りて、竜之助の身にも哀れをささやく。
杜陽のそうしたさまを主人は階廊かいろうに立って見ていた。其処へ女が心配してきた。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)