“鵠沼”の読み方と例文
読み方割合
くげぬま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸田君は余りそんなことをしている中に胸を悪くし、鵠沼くげぬまに引込んで仕事をしていたが、その頃から岸田君の仕事は本当の画になって来たように思う。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
或秋の午頃ひるごろ、僕は東京から遊びに来た大学生のK君と一しょに蜃気楼しんきろうを見に出かけて行った。鵠沼くげぬまの海岸に蜃気楼の見えることはたれでももう知っているであろう。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
およソ半年ホドヲ鵠沼くげぬまニ辛棒シテオリマシタガ、無論ドットネテイルトイウデハアリマセズ、ソレガカエッテ苦痛デハアリマスガ、昨今デハマズマズ健康ニチカイ方デス
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)