回想録かいそうろく
私の父は八十三で亡くなった。昭和九年だったから、私の何歳の時になるか、私は歳というものを殆と気にとめていない。実は結婚する時自分の妻の年も知らなかった。妻も私が何歳であるか訊きもしなかった。亡くなる五六年前に一緒に区役所に行って、初めてその …
作品に特徴的な語句
プラン つむ 往還いきかえ 一片ひとかけ かたわ 上手うま あら しっか いわ つか 畳紙たとうがみ かね 睨合にらみあい 漢奸かんかん いたわ 動勢ムウヴマン かくま くすのき 肉合にくあい たるき ずつ さま 小兼ちいかね 山姥やまんば 落魄おちぶ つい 当嵌あてはま ばか 訶護かご 界隈かいわい 畸形きけい かん なお 白檀びゃくだん 眷々けんけん 矮鶏ちゃぼ 石榴ざくろ 石膏せっこう 破綻はたん たた 稽古けいこ へら 簾巻すだれまき こも くじ 素透すどお 綴錦つづれにしき つな まと 肋骨ろっこつ 胡坐あぐら 胡粉ごふん にかわ 荒神こうじん 莫迦ばか 葭町よしちょう しま やぶ 蚊帳かや 蝋型ろうがた 蝦蟇がま 蝮屋まむしや かに 鍛冶かじ いたち 黄瀛コウエイ 麝香じゃこう 鸚鵡おうむ うそ 鶏冠とさか 鵠沼くげぬま うろこ なまず 魴鮄ほうぼう ひげ ひげ 髑髏どくろ 首括くびくく 飛鳥あすか 飄逸ひょういつ 颯爽さっそう しき 面食めんくら 雷会いかづちかい 雛型ひながた 障碍しょうがい 闕腋けってき 間透あいすき のみ もと 火焔かえん