“破綻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたん96.4%
ほころび1.4%
ひゞだけ0.7%
ぼろ0.7%
みだれ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十年前、私はる出来事のために私の神経の一部分の破綻を招いたことがありました。私の神経がそのために随分んでしまいました。
病房にたわむ花 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
このままでいれば店を閉めるより他はないので、お常は一人娘のお熊が優れて美しいのを幸いに、持参金附の婿を探して身代の破綻を縫おうとした。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
じりで破綻のいるほどたれても恐れる人間じゃアねえが、おさんの拳骨で親に代ってつと云う真実な意見のに、手前は虫よりも悪い奴だ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お延は夫より自分の方がき込んでいる事に気がついた。この調子でしかかって行ったところで、夫はもうされないという見切をつけた時、彼女は自分の破綻を出す前に身をがえした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
が、何せよ、五体ままならぬ重蔵、ともすると、鉄壁の構えに一毛の破綻を生じて、無念や、一ヵ所二ヵ所と、虚無僧を染めてゆく、掠り傷の血痕が増して見えた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)