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破綻
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ほころび
ふりがな文庫
“
破綻
(
ほころび
)” の例文
諺
(
ことわざ
)
にも言うとおり、旧い衣の
繕
(
つくろ
)
いに新しい布を縫いつけるとかえって
破綻
(
ほころび
)
は大となり、新しい酒を古い
革嚢
(
かわぶくろ
)
に入れるとかえって嚢が破れる。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
このままでいれば店を閉めるより他はないので、お常は一人娘のお熊が優れて美しいのを幸いに、持参金附の婿を探して身代の
破綻
(
ほころび
)
を縫おうとした。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『幸ちゃん
今日
(
きょう
)
はどうかしているよ』とお神さんは言ったが、先生別に返事をしないで立て
膝
(
ひざ
)
をしながらお神さんの手元をながめていた。お神さんは時田のシャツの
破綻
(
ほころび
)
を繕っている。
郊外
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“破綻”の意味
《名詞》
物事が駄目になること。行き詰まること。
不具合。欠陥。
(古)衣服の破れやほころび。
(出典:Wiktionary)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
綻
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“破”で始まる語句
破
破片
破目
破風
破壊
破落戸
破廉恥
破屋
破鐘
破天荒