“小兼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こかね60.0%
ちいかね20.0%
ほはね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粥河はもとより遊山半分信心はつけたりですから、眞葛の外に長治ちょうじという下男を連れて、それに芳町よしちょうやっこ小兼こかねという芸者、この奴というのは男らしいという綽名あだな
祖父は体躯たいくは小さかったが、声が莫迦ばかに大きく、怒鳴ると皆が慴伏しょうふくした。中島兼吉と言い、後に兼松と改めたが、「小兼ちいかねさん」と呼ばれていて、小兼さんと言えば浅草では偉いものだったらしい。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
八重「半治はん誠にほめえはりいよう、ほれじゃアまねえよ、ふァたい此家ほゝているに、ほめえがほんなほとをひてや親分ほやぶんまねえよ、小兼ほはねはんにひまになってへえれってえ、ほれじゃア可愛ははひほうだアへえ」