“魴鮄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうぼう77.8%
はうぼう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浦島太郎と乙姫様が竜宮に三百年暮らすうち、鮟鱇の踊りも、魴鮄ほうぼうの浪花節も見向きもせず、時を忘れて娯んだといふ、霊顕あらたかな品物で
僧都 真鯛まだい大小八千枚。ぶりまぐろ、ともに二万びきかつお真那鰹まながつおおのおの一万本。大比目魚おおひらめ五千枚。きす魴鮄ほうぼうこち鰷身魚あいなめ目張魚めばる藻魚もうお、合せて七百かご
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
魚屋の手繰てぐりものの小鯛、黒鯛、鰺、魴鮄はうぼうの類はいかにも綺麗に並んで居るが、然し決してカンヷスとテレビンで取扱ふ事の出來るものでは無い。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
いや、色氣いろけどころか、ほんたうに北山きたやまだ。……どうふだ。が、家内かない財布さいふじりにあたつてて、安直あんちよくたひがあれば、……魴鮄はうぼうでもいゝ、……こひねがはくは菽乳羮ちりにしたい。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)