“鯒”の読み方と例文
読み方割合
こち100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じ鉢巻で、負けない気でも年は年だけに、小盤台を二つ位しか重ねていないが、ちいさなかれいや、こちがピチピチ跳ねていたり、生きたかにや芝海老えび
けれども、午飯ひるのおあつらえが持出されて、湯上りの二人と向合う、こちのあらいが氷に乗って、小蝦こえびと胡瓜が揉合もみあった処を見れば無事なものです。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ある者は貝のほかに小さい鰈やこちをつかんだのを誇りにして、煮たり焼いたりして賞翫しょうがんするのもあった。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
川では鮎、鱒、鯉、鮒、ニゴヒ、ハヤ、モロコ、ヤマベ、イハナ、ヤマメ、タナゴ、うなぎなまずどじょう、ハゼ、イナ、などが釣れ、海では、鯛、すずきこち
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
「ところがお侍様、お祭中はいきの好い魚が仕入れてございます。かれいの煮付、こちならば洗いにでも出来まする。そのほか海鰻あなごの蒲焼に黒鯛かいずの塩焼、えび鬼殻焼おにがらやき
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
無論海螢を採集するための餌はこちではないのだから、そのこちはどうかして採集用の甕の中に入つたものであらう 所が海螢を採集するために用ゐる餌は、流石の海螢にでも、中々容易に食へないものが選んである。
海蛍の話 (旧字旧仮名) / 神田左京(著)
秋の沙魚はぜ釣に、沙魚船を呼ぶはまだしも、突船つきぶねけた船の、かれいこちかにも択ぶ処なく、鯉釣に出でゝうなぎを買ひ、小鱸せいご釣に手長蝦てながえびを買ひて帰るをも、敢てしたりし。
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
見ごとなこちがその中に跳ねてゐた。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)