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『蜃気楼』
ふりがな文庫
『
蜃気楼
(
しんきろう
)
』
或秋の午頃、僕は東京から遊びに来た大学生のK君と一しょに蜃気楼を見に出かけて行った。鵠沼の海岸に蜃気楼の見えることは誰でももう知っているであろう。現に僕の家の女中などは逆まに舟の映ったのを見、「この間の新聞に出ていた写真とそっくりですよ。」 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論 第十二年第三号」1927(昭和2)年3月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
下
(
さが
)
火
(
ほ
)
仄
(
ほのめ
)
前
(
ぜん
)
後
(
うしろ
)
反
(
かえ
)
疎
(
まば
)
直
(
すぐ
)
羨
(
うらやま
)
木履
(
ぽっくり
)
後
(
のち
)
間
(
あいだ
)
音
(
おと
)
匂
(
におい
)
篠垣
(
しのがき
)
草履
(
ぞうり
)
芋粥
(
いもがゆ
)
舞
(
ま
)
腹這
(
はらば
)
顋
(
あご
)
行
(
ゆ
)
筈
(
はず
)
笹垣
(
ささがき
)
眉
(
まゆ
)
鴉
(
からす
)
痕
(
あと
)
上総
(
かずさ
)
鵠沼
(
くげぬま
)
藍色
(
あいいろ
)
袂
(
たもと
)
裾
(
すそ
)
角
(
かく
)
陽炎
(
かげろう
)
訣
(
わけ
)
誰
(
たれ
)
路
(
みち
)
踵
(
かかと
)
轍
(
わだち
)
逞
(
たくま
)
醒
(
さ
)
釘
(
くぎ
)
銜
(
くわ
)
閾
(
しきい
)
咄嗟
(
とっさ
)
彼是
(
かれこれ
)
幽
(
かす
)
常談
(
じょうだん
)
尤
(
もっと
)
家
(
うち
)
夕飯
(
ゆうめし
)
埋
(
うず
)
唯
(
ただ
)
忽
(
たちま
)
午飯
(
ひるめし
)
午頃
(
ひるごろ
)
勿論
(
もちろん
)
兎
(
と
)
佇
(
たたず
)
二十
(
はたち
)
両袖
(
りょうそで
)
牛車
(
うしぐるま
)
悪戯
(
いたずら
)
憂鬱
(
ゆううつ
)
拵
(
こしら
)
摺
(
す
)
暫
(
しばら
)
東家
(
あずまや
)
梢
(
こずえ
)
次手
(
ついで
)
死骸
(
しがい
)
殆
(
ほとん
)
汐木
(
しおぎ
)
浪
(
なみ
)
海松
(
みる
)
海艸
(
うみぐさ
)
瀝青
(
チャン
)