“笹垣”の読み方と例文
読み方割合
ささがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし彼等は不相変あいかわらず一町ほど向うの笹垣ささがきを後ろに何か話しているらしかった。僕等は、——殊にO君は拍子抜けのしたように笑い出した。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
新時代? ——しかも僕は咄嗟とっさあいだにK君の「新時代」を発見した。それは砂止めの笹垣ささがきを後ろに海を眺めている男女だった。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)