“笹縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささべり58.3%
さゝべり25.0%
ささへり8.3%
レース8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかに現在の計測を精鋭にゆきわたらせることができたとしても、過去と未来には末広がりに朦朧たる不明の笹縁がつきまとってくる。
野球時代 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
怪しき岩の如く獣の如く山の如く鬼の如く空にまり居し雲の、皆黄金色の笹縁つけて、いとおごそかに、人の眼を驚かしたる、云はんかたなく美し。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
手巾笹縁が、額に淡い三角の影をつくり、女は、豊かな髪を持ち上げるように、両手を首のうしろに廻した。すこし上目づかいに彼をながめ、その唇が笑った。
昼の花火 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
その間もたえず私の眼は、笹縁のやうに白い泡で縁どられた蒸氣船をぼんやり追つてゐるのだが、そのうちに私は再び先刻のやうなドキツとする氣持を經驗する。
水のほとり (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)