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笹紅
ふりがな文庫
“笹紅”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さゝべに
60.0%
ささべに
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さゝべに
(逆引き)
娘のお玉さんは、ます/\綺麗になつて、——
尤
(
もつと
)
も、あの騷があつてから、素顏の好きだつたお玉さんが、急に化粧を始めて、薄化粧に
笹紅
(
さゝべに
)
を
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
正面に立つてにつこりすると、
笹紅
(
さゝべに
)
を含んだ唇から、ほのかに白い前齒が漏れて、頬のあたりに柔かな笑くぼが
淀
(
よど
)
みます。
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
笹紅(さゝべに)の例文をもっと
(6作品)
見る
ささべに
(逆引き)
厚化粧に
笹紅
(
ささべに
)
の
極彩色
(
ごくさいしき
)
をして、精いっぱいの媚と、踊りで鍛えた若々しい身のこなしを見ると、二十二三より上ではありません。
銭形平次捕物控:030 くるい咲き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
で、これのみ
巫女
(
みこ
)
の手を借りぬ、
容色
(
きりょう
)
も
南地
(
なんち
)
第一人。袴の色の緋よりも冴えた、
笹紅
(
ささべに
)
の
口許
(
くちもと
)
に美しく
微笑
(
ほほえ
)
んだ。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
笹紅(ささべに)の例文をもっと
(4作品)
見る
笹
漢検準1級
部首:⽵
11画
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
“笹”で始まる語句
笹
笹藪
笹屋
笹縁
笹子
笹野
笹鳴
笹穂
笹山
笹色
“笹紅”のふりがなが多い著者
野村胡堂
泉鏡花