“さゝべに”の漢字の書き方と例文
語句割合
笹紅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
差覗さしのぞくまでもありません。女の使ふ笹紅さゝべにを、筆にふくませて書いた文字が二十五。
嫁と言つても、取つて十九になつたばかり、下女のお民ほどのきりやうではありませんが、厚化粧で、笹紅さゝべにまで含んで、正月化粧ではあるにしても、此處を先途と言つためかしやうです。
救ひを求むる言葉が、笹紅さゝべにを含んだ小染の唇からほとばしりました。