トップ
>
『昼の花火』
ふりがな文庫
『
昼の花火
(
ひるのはなび
)
』
野球場の暗い階段を上りきると、別世界のような明るい大きなグラウンドが、目の前にひらけた。 氾濫する白いシャツの群が、目に痛い。すでに観客は、内野スタンドの八分を埋めてしまっている。 グラウンドには、真新らしいユニホームの大学の選手たちが、快 …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「三田文学 第四七三巻第一号」三田文学会、1953(昭和28)年3月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
花車
(
はなぐるま
)
笹縁
(
ささへり
)
手巾
(
ハンカチ
)
仇花
(
あだばな
)
凋
(
しぼ
)
嫩葉
(
わかば
)
氾濫
(
はんらん
)
漣
(
さざなみ
)
犇
(
ひし
)
花苑
(
はなぞの
)
谺
(
こだま
)
銀爛
(
ぎんらん
)
頤
(
あご
)