岸田君は余りそんなことをしている中に胸を悪くし、鵠沼に引込んで仕事をしていたが、その頃から岸田君の仕事は本当の画になって来たように思う。
その人、奥さんと鵠沼にいますけれど、ちょっといい暮しよ。奥さんも教養のある人よ。
そのころ私は鵠沼に住んでいた関係で、あまりたびたび木曜会には顔を出さなかったし、またたまに訪れて行った時にはその連中が来ていないというわけで、漱石生前には一度も同座しなかった。
“鵠沼”の解説
鵠沼(くげぬま)は、神奈川県藤沢市の南部中央にある地域の地区名。1908年(明治41年)、高座郡藤沢大坂町・明治村と合併する前の旧鵠沼村の村域とほぼ重なる。北は旧東海道付近、東は境川、西は引地川に囲まれた地域である。南は相模湾に面しており、人口は5万人を遙かに超す。年間を通して湘南海岸に多くの観光客が訪れる。
鵠(くぐい)とは白鳥の古名で、かつてこの辺りには沼が多くあり、鵠が多く飛来していたといわれている。詳しくは地名の由来を参照。
(出典:Wikipedia)
鵠(くぐい)とは白鳥の古名で、かつてこの辺りには沼が多くあり、鵠が多く飛来していたといわれている。詳しくは地名の由来を参照。
(出典:Wikipedia)
“鵠沼”で始まる語句