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『O君の新秋』
ふりがな文庫
『
O君の新秋
(
オーくんのしんしゅう
)
』
僕は膝を抱へながら、洋画家のO君と話してゐた。赤シヤツを着たO君は畳の上に腹這ひになり、のべつにバツトをふかしてゐた。その又O君の傍らには妙にものものしい義足が一つ、白足袋の足を仰向かせてゐた。 「まだ残暑と云ふ感じだね。」 O君は返事をす …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたは
)
下
(
おろ
)
背
(
せい
)
間
(
あひだ
)
巡査
(
じゆんさ
)
抱
(
かか
)
肘掛
(
ひぢか
)
仰向
(
あふむ
)
発句
(
ほつく
)
畳
(
たたみ
)
細
(
こま
)
生
(
い
)
竹
(
ちく
)
梢
(
こずゑ
)
杖
(
つゑ
)
明
(
あか
)
紫苑
(
しをん
)
扱
(
あつか
)
蝶
(
てふ
)
何
(
なん
)
野郎
(
やらう
)
垣
(
がき
)
団扇
(
うちは
)
鎧戸
(
よろひど
)
鋏
(
はさみ
)
一人
(
ひとり
)
飯
(
めし
)
絣
(
かすり
)
縁先
(
えんさき
)
顋
(
あご
)
間
(
ま
)
群立
(
むらだ
)
鵠沼
(
くげぬま
)
腹這
(
はらば
)
膝
(
ひざ
)
足袋
(
たび
)
裏庇
(
うらびさし
)
行
(
ゆ
)
小脇
(
こわき
)
七輪
(
しちりん
)
似合
(
にあ
)
勿論
(
もちろん
)
可也
(
かなり
)
吃
(
ども
)
咎
(
とが
)
哉
(
かな
)
大抵
(
たいてい
)
妊娠
(
にんしん
)
家
(
うち
)
糸瓜
(
へちま
)
干
(
ほ
)
暫
(
しばら
)
松蓋
(
まつかさ
)
櫂
(
かい
)
次手
(
ついで
)
炊
(
た
)
白扇
(
はくせん
)
眉
(
まゆ
)
種
(
たね
)
簇
(
むらが
)