“尸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかばね42.3%
しがい19.2%
かばね19.2%
15.4%
かたしろ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌、周の定王の十年、晋・楚の大軍がひつの地に戦い、楚軍は大いに敗れた。此の戦で、襄老は戦死した上、しかばねを敵に取られて了った。
妖氛録 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そこで岸へ這いあがっていると一つのしがいが流れてきた。それは自分のれていた従僕げなんの少年のしかばねであった。陳は力を出して引きあげたが、もう死んでいた。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
輝かしき凡人にてはあらざりけり元暦げんりやく元年の春の雪粟津あはづの原に消えたれど首は六條の河原にさらされかばねは原にうづめたれど名は末代に殘りけり
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
晏子あんし莊公さうこうし、これこくしてれいしかのちるにあたつて、所謂いはゆる(七二)さざるはゆうもの
これに反して奥は地位は高いが、特定の祭神もなく、五祀の祭典のあと、そのかたしろを迎えて形式的な祭をなすに過ぎない。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)