“尸位素餐”の読み方と例文
読み方割合
しいそさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尸位素餐しいそさんに生をむさぼっているのではないという自信を道庵先生に持たせることが、つまり、その生活を空虚から救って充実せしめる所以でありました。
それぢやあまるでいつも君が痛罵しとつた、尸位素餐しいそさんの官吏も同じ事ぢやないか
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
がこれらは咎め立するほどの、価値ねうちある罪人ではない。それよりも、もつと大きな罪人には、尸位素餐しいそさん、爵禄を貪つてゐる上に、役得といふ名の下に、いろいろな不埓を、働いてゐる徒輩ともがらもある。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)