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鵠
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くぐい
ふりがな文庫
“
鵠
(
くぐい
)” の例文
楼閣をめぐっては、珊瑚瑪瑙などの宝樹が、七重に並んで居る。宝樹の枝から枝へと飛び交うて居る、色々様々な諸鳥は、白
鵠
(
くぐい
)
、孔雀、舎利、伽陵頻迦、
共命
(
ぐみょう
)
などの鳥であろうと思った。
極楽
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
鵠
(
くぐい
)
の声とに暮れて行くイタリアの水の都——バルコンにさく
薔薇
(
ばら
)
も
百合
(
ゆり
)
も、
水底
(
みなそこ
)
に沈んだような月の光に青ざめて、黒い
柩
(
ひつぎ
)
に似たゴンドラが、その中を橋から橋へ、夢のように
漕
(
こ
)
いでゆく
大川の水
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
湯河板挙
(
ユカハダナ
)
の精霊の人格化らしい人名に、天
ノ
湯河板挙があって、
鵠
(
くぐい
)
を
逐
(
お
)
いながら、御禊ぎの
水門
(
ミナト
)
を多く発見したと言うている。地上の
斎河
(
ユカハ
)
を神聖視して、天上の所在と考えることもできたからである。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
ですが、何より先に、あなたのような美しい
鵠
(
くぐい
)
の
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
平気な様子で、
鵠
(
くぐい
)
の王があつかましく
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
鵠
(
くぐい
)
も泳いで来る。静かに漂って
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
鵠
漢検準1級
部首:⿃
18画
“鵠”を含む語句
白鵠
正鵠
鵠沼
鴻鵠
沮鵠
野鵠
鵠介
鵠在
鵠山
鵠毛
鵠沼行
鵠立
鵠鳴山