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露霜
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つゆじも
ふりがな文庫
“
露霜
(
つゆじも
)” の例文
椎
(
しひ
)
の木の姿は美しい。幹や枝はどんな線にも大きい底力を示してゐる。その上枝を
鎧
(
よろ
)
つた葉も鋼鉄のやうに光つてゐる。この葉は
露霜
(
つゆじも
)
も落すことは出来ない。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
行
(
ゆ
)
けど
行
(
ゆ
)
けど
逢
(
あ
)
はぬ
妹
(
いも
)
ゆゑひさかたの
天
(
あめ
)
の
露霜
(
つゆじも
)
に
濡
(
ぬ
)
れにけるかも 〔巻十一・二三九五〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
或いは「
露霜
(
つゆじも
)
の小村に
鉦
(
かね
)
を
叩
(
たた
)
き入る」という念仏旅行者の物悲しさ、さては万日千日の群衆心理、里の祭の日にばかり
蘇
(
よみがえ
)
った童心など、説いてみ考えてみたいことは色々ある。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
露霜
(
つゆじも
)
にわれのへてこし艸の路
一点鐘
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
置く
露霜
(
つゆじも
)
に得も
堪
(
あ
)
へず
放翁鑑賞:06 その六 ――放翁絶句十三首和訳(つけたり、雑詩七首)――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
▼ もっと見る
秋萩
(
あきはぎ
)
の
枝
(
えだ
)
もとををに
露霜
(
つゆじも
)
置
(
お
)
き
寒
(
さむ
)
くも
時
(
とき
)
はなりにけるかも 〔巻十・二一七〇〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
露霜
(
つゆじも
)
窪
(
くぼ
)
くたまる馬の血
嵐雪
(
らんせつ
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
霜
常用漢字
中学
部首:⾬
17画
“露霜”で始まる語句
露霜乃
露霜乃消去之如久
露霜之過麻之爾家礼