いく年かものにまぎれて筐底にひそみゐし舊詩二章、その心あわただしくその詞もとより拙きのみか、遠き日の情懷ははた囘顧するにものうけれども、この集の著者がなほけふの日の境涯をいささかまた歌ひえたるに肖たるを覺ゆ、すてがたければとどめて序にかへん …
| 著者 | 三好達治 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | ある橋上にて「四季 五七號」1941(昭和16)年5月
波「婦人公論」1941(昭和16)年6月
貝殼「婦人公論」1941(昭和16)年6月
既に鴎は「婦 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約19分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約32分(300文字/分) |