“透影”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいかげ60.0%
すきかげ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春ふかむ隣家りんかのしろき花一樹ひとき透影すいかげゆゑにいよよおもほゆ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
透影すいかげにして浮びひ映りとほりぬ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
もう暗くなったころであったが、にび色の縁の御簾みすに黒い几帳きちょうの添えて立てられてある透影すきかげは身にしむものに思われた。薫物たきものの香が風について吹き通うえんなお住居すまいである。
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
透影すきかげしろきいろくづ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)