透影すきかげ)” の例文
もう暗くなったころであったが、にび色の縁の御簾みすに黒い几帳きちょうの添えて立てられてある透影すきかげは身にしむものに思われた。薫物たきものの香が風について吹き通うえんなお住居すまいである。
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
透影すきかげしろきいろくづ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)