“石人”の読み方と例文
読み方割合
せきじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また埴輪はにわ人形にんぎよううまおなかたちのものを、いしつくつておはかてたこともありました。これを石人せきじん石馬せきばなどゝまをしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それから少し方面はちがうがあまり評判のよくなかった芋銭うせんの「石人せきじん」などからも何事かを教えられた。まだ外にも数えてみれば存外あるかもしれない。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
いくら仔細に探っても、彼処かしこに敵兵がいないことは確実です。けれど江岸の磯から山と山の隘路あいろにわたって、大小数千の石が、あたかも石人せきじんのように積んであります。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)