石人せきじん)” の例文
また埴輪はにわ人形にんぎよううまおなかたちのものを、いしつくつておはかてたこともありました。これを石人せきじん石馬せきばなどゝまをしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それから少し方面はちがうがあまり評判のよくなかった芋銭うせんの「石人せきじん」などからも何事かを教えられた。まだ外にも数えてみれば存外あるかもしれない。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
いくら仔細に探っても、彼処かしこに敵兵がいないことは確実です。けれど江岸の磯から山と山の隘路あいろにわたって、大小数千の石が、あたかも石人せきじんのように積んであります。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゐやをするとや石人せきじんは身をこごめたり
一点鐘 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
その園ぬちに石人せきじん
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そのぎに彫刻ちようこくといふものはなんであるかといふに、これは埴輪はにわ人形にんぎよう動物どうぶつぞうまたは石人せきじん石馬せきばなどがそれであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ちょうどこの磐井いはゐのをつた地方ちほうに、いま石人せきじん石馬せきばおほのこつてゐるのは面白おもしろいことです。(第五十五圖だいごじゆうごず
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)